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Tea-break・・・矢部院長からのちょっといい話

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○ 2007年6月 耳鼻咽喉科っていったい何をやっているところだろう?

「耳鼻咽喉科」って何?

漢字が多くてむずかしくて恐そう。という印象をもつ方がきっと多いでしょう。

 人間は自分がよく知らないことについてはむずかしそう、とか恐そうというネガティブな印象をもって警戒するものなので仕方ありません。そこで、もう少し詳しく耳鼻咽喉科について御説明します。

「耳鼻咽喉」とは

 【耳】
  みみ。「1:音を聞く。」、「2:体のバランスをとる(平衡感覚)ための器官です。」

 【鼻】
  
はな。「1:においをかぐ。」、「2:呼吸の際に外気に加温、加湿を行ない、
  ごみをとりのぞいて吸いこむ。」、「3:声の音色を作る」ための器官です。
  「咽喉」というのは咽頭(いんとう)と喉頭(こうとう)のことです。

 【咽頭】
  鼻の奥から食道の入口までの間をいい、はたらきは、「1:空気を通す。」
  「2:食物を食道へ送る。」です。

 【咽頭】
  咽頭の一番下(下咽頭)と気管の間で、大体くびの前の部分をさわって
  「のどぼとけ」の裏側と考えて下さい。
  はたらきは、「1:空気を通す(呼吸道)」と「2:発声 」です。

 この他に、

 【口腔】
  口の中で歯以外の部分を耳鼻科が担当します。
  主なはたらきは、「1:食物をよくかんで(そしゃく)咽頭へ送ること」、
  「2:味をみること。」です。

 【唾液腺】
  口腔内へ送る唾液を作る耳下腺、顎下腺、舌下腺等のことで、はたらきは、
  もちろん唾液を作ること。

 【甲状腺】
  くびの前方、のどぼとけの下の方にあり、甲状腺ホルモンを作ります。
  その他に頚部のリンパ節やしこりも診察します。

 

 つまり、くびから上で、脳と眼と歯とくびの骨以外を耳鼻科でみると考えて下さい。どうしてこんなにいろいろな器官をみるのでしょうか。それは外からは見えませんが、これらが全て奥でつながっているからです。鼻と耳とのどの上の方は鼻の奥(上咽頭)でつながっています。口腔と咽頭、咽頭と喉頭もつながっています。

 唾液腺は全て口腔へ続いています。別々なように見えて実は関係が深いのです。1つの具合が悪くなると他の具合も悪くなる場合が想像以上に多いです。

 このホームページのはじめに耳、鼻、のど等に分けていろいろな症状を書いたのは、「こんな症状でも耳鼻科へ行っていいのかな?」という場合の助けになればと考えてのせました。
 また、大きな病院で手術をたくさん行っているところでは「耳鼻咽喉科・頭頚部外科」、「頭頚部科」などの表示も最近増えました。

よくわからない場合は、お気軽にお問い合わせ下さい。場合によっては他科を御紹介することもあると思います。

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