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Tea-break・・・矢部院長からのちょっといい話

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○ 2021年8月 のどのイガイガと鼻呼吸

 ことしももう前半が終わり、後半へと折り返して1ヶ月です。皆様お元気におすごしでしょうか。これからは1年で最も暑く、厳しい季節となります。皆様体調管理にはくれぐれもご注意ください。

 最近は熱帯夜のため、夜もエアコンを入れて寝ている方が多いと思います。それ自体は何ら悪いことでもなく、全く問題ございません。むしろ推奨されるべきことです。

 ところが、特に朝、起床時にのどがイガイガして不愉快なことはありませんか。昼や夜にのどが痛くなることももちろんありますが、「あ。のどが痛い、しまった。」と感じることは朝、目ざめたときが多いものです。のどの痛さにもいろいろあって、軽く「イガイガ」から、唾液が飲みこみづらい、あるいは全く飲みこめない、までいろいろあります。

 軽く「イガイガ」する程度であれば、薬を内服しなくても、水やお茶をのんで、様子をみていれば、数時間でよくなることが多いです。
もう少しのどが痛い時、市販薬を内服してもよくならない時、またさらに痛くなった時はもう医療機関へ行くしかありませんね。(もっと早い段階で来ていただいてももちろんかまいせん。)
 軽い段階の「のどがイガイガする。」というのも何日も続くこともあれば、一日一日と悪化することもあります。もちろんこのようなことは、夏でも冬でもありえます。
 でも、今の、夏のエアコン使用時ののどのイガイガは他の季節ののどのイガイガと何となく異なる気がしませんか。どうもエアコンが原因のような。だから毎日毎日、秋まで続きます。しかしエアコンなしの生活なんて考えられません。別にかぜをひくほど体調が悪くなくてものどだけが毎日毎日イガイガしています。

ではどうすればよいのでしょうか。ズバリ「鼻呼吸」をすることです。(2017年10月コラム参照
このコラムでもくり返しお話してきましたが、生理的な鼻呼吸で寝ていれば、のどが痛くなることはまずありえません。ところが鼻呼吸でなく口呼吸するので朝にはのどがイガイガしてしまうのです。
皆様がおきている時であれば、口を閉じて鼻で呼吸をしましょうと言うのはたやすいのですが、眠っている間は御本人でもわからないのです。そこで、仕方ないので、なるべく鼻呼吸をしやすいように、鼻づまりがおきないくふうをしてみてください。

  1. 飲酒はなるべくさける、又はお酒の量を少なめにする。
    アルコールを飲むとなぜか鼻の粘膜がはれて鼻がつまりやすくなります。飲酒の翌朝はのどがからからに乾いていることが多いのではないでしょうか。
  2. 寝る前に点鼻薬を使う。
    この点鼻薬は市販薬ではありません。(市販の点鼻薬はくせになりやすく、点鼻薬性鼻炎の原因にもなります。)医療機関で処方してもらう、商品名でいうとアラミスト、ナゾネックス、エリザス等々というものです。添付文書通り使っていればまず点鼻薬性鼻炎にはなりません。
  3. できればマスクをして寝てみて下さい。
    寝ているときもマスクなんて、うっとうしそうですね。朝までにとってしまってもかまいません。日中はマスクの生活に慣れ、のどが痛くなる頻度が減ったと喜んでいる患者様もおられました。ぜひ寝るときも、のどが痛いときにはマスクをつけて寝てみて下さい。
  4. 口を閉じるテープなどを使ってみる。
    「マスクはうっとうしくて。」とおっしゃる方は、口を閉じるためのテープもあります。または、ばんそうこうで口を閉じて寝てみてください。
  5. 加湿機を使ってみる。
    秋〜冬に活躍する加湿機ですが、今の季節にも意外に役立ちます。

(1)〜(5)まで全部やってみてもよいですし、すぐできることからためしてみていただいてもかまいません。

  意外とのどのイガイガ状態が続く夏です。近ごろの熱帯夜ではエアコンを入れて寝るのは仕方ないのですが、何か小さな工夫でもう少し快適にすごせたらと思いました。

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